古内東子 3枚目のアルバム「Hug」リマスター再発盤を聴いてみた。

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古内東子先生が1994年にリリースした3枚目の
アルバム「Hug」のリマスター再発盤を視聴した。

 これで90年代初期の3枚のリマスター再発盤をすべて聴いたことになる。 

当時発売されたCD音源と聴き比べていないので、どのように音質が向上したのかは分らない。

ただ1997年に発売された6枚目の「恋」アルバムとの音質差は歴然であり、引き締った低音、クリアで抜けのいいサウンドが素晴らしかった。

 「Hug」 
2013年リマスターBlu-spec CD2仕様
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発売日:2013年
レーベル:ソニー・ミュージックダイレクト
所品番号:4582290393377
(オリジナル発売日:1994年9月21日)

①恋上手②もっと③うそつき④Girl is…⑤あなたのためにできること⑥Peach Melba⑦さびたリング⑧Lighter⑨Weekend⑩Hug

 

 

前作『Distance』から約1年半ぶりにリリースされた、古内東子の3rdアルバム『Hug』。
このアルバムが発売された当時の彼女の年齢は21歳だ。
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心情や風景が丁寧に描写された歌詞のセンス、自身の持ち味である、伸びやかで透き通った歌声を存分に活かしたメロディの作り方。

どれも21歳とはにわかに信じがたい巧みなものであり、思わず唸ってしまう。

1曲目の『恋上手』は “暮れてゆく道玄坂…”という冒頭のフレーズが、ゆったりとしたメロディラインに乗って耳に届き、すぐさま曲の世界観に引きこまれる。
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都会の人混みの中 “懐かしいジャケット”を見つけたシーンがまるでスローモーションのように聴く者の頭に浮かんでくる。

2曲目の『もっと』は、Aメロの途中から入ってくるベースラインが心地よく、間奏のピアノソロが素敵である。
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そして何よりも“サビのコーラス・ハモリの重厚さ、広がり感”がたまらないのだ。

声を重ねても透明感はそのままに、威圧感はないのに曲全体がフワっと盛り上がる感じ。古内東子のボーカルの魅力を真に感じることができる。

 ボーカルの魅力 

彼女のボーカルは、低音ではささやくように繊細だが、高音域に入るとハイトーンながらも力強く、そして耳に残る印象的な歌声に変化する。
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この低音と高音の声のギャップは間違いなく彼女の武器であり、例えば『あなたのためにできること』のように、Aメロはスローなリズムで音域も低め。

ドラムが動き出すBメロから徐々に中音域に。サビへ移行すると音域が上がることで、歌詞も際立って聴こえてくる。このように、曲の盛り上がりに合わせた声質の変化が、楽曲にメリハリをつけている。

 『Peach Melba』 

イントロからガラリと雰囲気が明るくなり、おしゃれなヨーロピアンテイストの香りがする
『Peach Melba』も気に入った。

80年代にゴージャスでしゃれたサウンドで人気を博したスウィングアウト・シスターを連想させるものがある。

柔らかく透明感がある鉄琴の音色をフューチャーしたところがイカしてるよ。
香水の甘い香りが漂ってくるようだ。

peach

今回のアルバムは、ORIGINAL LOVEの元メンバー、木原龍太郎が編曲で加わっている楽曲がいくつかあり、いわゆる“渋谷系”が好きな人のアンテナに引っかかる曲も多いのではないか。

そうでなくても、音楽性豊かで飽きのこない良盤であることは確か。

今聴くと「懐かしい」と感じるサウンドから色褪せないものまであるが、いずれにしろその全てが魅力的であり、万人におすすめできる1枚と言える。

 

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