ダイアトーンサウンドナビとの出会い 

新車のアクアに乗り換えた際、トヨタ純正のナビゲーションは高いので
5万~10万ほどの社外品を取り付けるつもりで導入箇所を開けておいた。

僕にとってナビは必需品だが最低限の機能が使えれば十分である。

アクアを乗り始めて感じたのは抜群に揺れが少なくコンパクトカーにしては乗り味が重厚だということ。
それと街中を時速50~60キロ程度でおとなしく流している限り電気自動車状態で非常に静かだ 。
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以前、乗っていたトヨタ イストとの大きな違いはその驚くほどの静粛性

たしかに厳密に細かくチェックすればロードノイズ、風切り音などあることはある。
でも前車と比べれば、ほぼ無音といって良いぐらいだ。

前回のイストにはパイオニアの24万のナビを付けていた。
ナビ機能は申し分なかったが、たまにセットして聴くCDの音はお世辞にも良い音とはいえなかった。

そもそも車は音楽を聴く場所ではない。 
せいぜいこんなものだろうと納得していた。

それにしてもこのアクア、これだけ静かならステレオの音をもう少し良くしようか。

そもそもカーステレオの知識はほとんどなく、ネットで色々と調べてみた。

するとカーステレオ関係の掲示板で興味深い投稿をいくつか発見した。
「20万のカーナビの音より数万円のカーステレオ専業機のほうがまだ音が良い。」
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そのような内容である。本当かどうか分からないが十分あり得る話だ。
本来カーナビの本職はナビ機能であって、DVDや地デジが見れたり、CDが聴けるのはあくまでオマケ機能である。
たとえ数万であっても専業機であるカーステレオのほうが音が良い可能性は十分にありえる。

 カーステとナビの併設 

そこでカーナビとカーステレオを両方、取り付ければいいだろうと物色を開始した。

前回イストのナビは24万費やした。しかし今や2万ぐらいからそこそこのナビが手に入る時代。
今回カーナビの予算は5~10万。
カーステは価格コム上位に来ているパイオニアかケンウッドの1万5千円~2万ぐらいので十分だろう。

コストパフォーマンスの良いシステムの出来上がりだ。

しかし、いざ物色を始めたものの、どうもしっくり来ない。
だいたい、空きにしてある箇所にカーナビとカーステ両方入るのだろうか。
考える

調べていくと空の箇所に2ついっぺんに収納することは難しそうだ。
どちらかをメインにして片方を外付けに近いかたちにするのだろう。

そういえばポータブルナビにカーステレオを併設している知人が いたのを思い出した。

あれは運転席周りがゴチャゴチャしていてどうも好きになれない。少し音を良くするためにそこまでする気にはなれない。
プラン変更だ。ナビだけで良い。僕にとってカーナビは必須だ。

専業カーステレオは無ければないですむ。

 振り出しに戻る 

いったん、そう結論をだしたので、予算5万~10万ぐらいで型落ち品なら
そこそこの性能のナビが付けれるだろうと、再度、物色を始めた。振り出しに戻ってしまったわけだ。

だいたい価格コムとか、通販で安く買えても、ナビを取り付ける技術など何ひとつ持ち合わせていない。

仕事がすごく忙しくなり、オートバックスやイエローハットなど、お店にゆっくり行く暇もなかったので、
そうしたカー用品店やアウトレット、家電量販店のチラシをチェックする日々が続いた。
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 ダイヤトーンサウンドナビ発見 

仕事がようやく一段落し、少し心の余裕が出てきたので、ふと考えてみたのだ。

そもそも音が良さが売りのカーナビってものは、ないのだろうか? 

もう一度ネット検索して見つけたのがダイヤトーンサウンドナビだった。

失礼ながらあのダイアトーンが復活しているとは思わなかった。
昔、優秀なオーディオブランドとして名を馳せたサンスイ、AKAIと同じく撤退し たと認識していた。

前の方で「本格的なオーディオの入口まで取り組んだこともある。」と書いたが
90年代はじめ、全搭載型ミニコンポをバラのオーディオ機器に変えたことがある。
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アンプ、CDプレーヤー、カセットデッキ、スピーカー全て揃って5万円程度のミニコンポを
1台あたり10万クラスの各コンポーネントに変更したのだ。

たった1分聴いただけでミニコンポとは次元の違う高音質に感激したのを昨日のように覚えている。
今までいったい俺は何を聴いていたんだろう。そう思うぐらいに。

購入したスピーカーはビクターの2WAY、対抗馬として最後まで迷ったのがダイアトーン3WAYだった。
将来的にはダイヤトーンDS-V3000、アキュ フェーズE-405にグレードアップして。。
そんな夢をふくらませてはいたが仕事や諸々の事情で「バラコンポ音楽生活」は長くは続かなかった。

 まさか今となってまたダイアトーンに出会えるとは。 

僕が一番音楽を聴いたのは70年代後半から90年代の初め、特に80年代。
洋楽全盛期のロックやポップスに親しんだ、いわゆる「小林克也ベストヒットUSA・MTV世代」である。

スマホもインターネットもない時代。音楽の情報元はもっぱら音楽雑誌、FM放送が主体だ。
僕にとってダイアトーンは憧れのスピーカーブランドであることはさることながら、

FM放送ダイアトーンポップスベストテンの印象が強い。
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コーセー歌謡ベストテンという 番組も聴いていたが、その後始まるダイアトーンポップスベストテン
毎週、楽しみにしていたFM番組の一つだった。

エアチェックしてカセットテープでよく聴いたものだ。
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いや懐かしいなぁ。あのダイヤトーンが復活したしたとは。
しかも音質重視のナビゲーションとのこと。
これは期待せずにはいられない。さっそく視聴会に出向いた。

市内のスーパーオートバックスで視聴させてもらったのは3曲ほどだったが、
車の中で本格オーディオの音が楽しめるなんて目から鱗だった。

こんな世界があったとは。

もうこれ以外にない。

決定するのにさほど時間は掛からなかった。