ブライアン・アダムス ヘブンなど往年のナンバーをイイ音で聴きなおす
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中学時代に良く聴いたブライアン・アダムスのリマスターベストを注文してみた。
Anthology
2007年に発売されたリマスターベスト2枚組 輸入盤
発売日:2007年
レーベル: A&M
商品番号:B000BBOV8U
DISC1①Remember②Lonely Nights③Straight From the Heart④Cuts Like a Knife⑤This Time⑥Run To You⑦Somebody⑧Heaven⑨Summer Of ’69⑩One Night Love Affair⑪It’s Only Love⑫Heat Of the Night⑬Hearts On Fire⑭(Everything I Do) I Do It FoYou⑮Can’t Stop This Thing We Started⑯There Will Never Be Another Tonight⑰Thought I’d Died And Gone To Heaven⑱The Best Of Me
DISC2①Please Forgive Me②All For Love③Have You Ever Really Loved a Woman?④Rock Steady⑤The Only Thing That Looks Good On Me Is You⑥Let’s Make a Night To Remember⑦Star⑧Back To You⑨I’m Ready⑩On a Day Like Today⑪Cloud Number Nine⑫Here I Am⑬This Side Of Paradise⑭Why Do You Have To Be So Hard To Love⑮ Open Road⑯Til I Die⑰When You’re Gone⑱So Far So Good
各オリジナルアルバムのリマスター盤は充実しているようだ。
84年リリースの代表作である4枚目のアルバム「レックレス」はじめ、オリジナルアルバムはほぼリマスター再発盤が出ている。
しかし、いかんせん、全部揃えるのはなかなかねぇ。。。資金が。。
というわけでリマスターベストにしておいた。
アマゾンのレビューから判断するとベスト盤のリマスター音質に問題はなさそうだ。
それよりも、どこまで本当かは分らないが、amazonレビューでは 「ベスト盤のリマスター音質よりもオリジナルアルバムの音質(リマスター盤)のほうが劣る」 なんて意見が散見される。
どんなものなのだろうね。
リマスター音質への期待
メガヒットナンバーである映画『ロビン・フッド』のテーマ曲「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」が収録されたオリジナルアルバム『ウェイキング・アップ・ザ・ネイバーズ』の1991年盤CD音源を所有している。
音質は抜群で何もリマスタリングされる必要もなかろうと思うほどなのだ。
「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」の音質がさらにリマスターでよくなったのか?
であれば嬉しいな。
LPレコードやカセットテープで聴いていた往年のヒット曲をイイ音で聴き直したい。
出会い
彼のデビュー作、「ジェラシー」がヒットした時、当時のミュージックライフ誌では彼が青春スター又はアイドルのような紹介の仕方をされていたのを覚えているよ。
でもしばらく日本では無名に近かった。
その後、セカンドアルバムがリリースされ、「フロム・ザ・ハート」がアメリカ、日本でもスマッシュヒット、ラジオで流れてきたこの曲を聴いて気に入り、LPレコードを買いにいった。このLPレコードはよく聴いたねぇ。
ジャケット写真からして 「青春小僧」 そのものだ。
当時、似た系統のアーティストでいえば、ブルース・スプリングスティーン、トム・ペティーなどもいたけど、メロディアスな楽曲が多い分、彼の方が日本のロックファンにはとっつきやすかったのではないかな。
魅力
ブライアンの魅力は何と言ってもそのハスキーで味わい深い歌声である。それを包み込むディストーションの利いた分厚いギターサウンドがまた気持ちよいのだ。
初の全米ナンバーワンヒットになった「ヘブン」や「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」に代表されるパワーバラードは特に聴きごたえ十分である。
「ラン・トゥ・ユー」「サムバディ」のような軽快で弾けるようなロックナンバーもいいねぇ。
懐かし派に80年代の全盛期のアルバムからどれぐらいピックアップされているか見てみよう。
左からCuts Like a Knife(1983年) Reckless(1984年) Into the Fire(1987年)
3rdアルバム Cuts Like a Knife(1983年)からは (上記↑の曲リストに色で分けてある)
③Straight From the Heart ④Cuts Like a Knife ⑤This Time
4thアルバム Reckless(1984年)からは
⑥Run To You⑦Somebody⑧Heaven⑨Summer Of ’69⑩One Night Love Affair⑪It’s Only Love
5thアルバム Into the Fire(1987年)からは
⑫Heat Of the Night⑬Hearts On Fire
シングルカットされたナンバーは90年代の作品までほぼ網羅されている。
さて、聴いてみる
最初の2曲はファーストアルバムギヴ・ミー・ユア・ラヴ(1980年)
2ndアルバム・ジェラシー(1981)から各1曲づつで、サウンド的にも音質的にも重厚感が
いまひとつである。
ううん どうなんだ。。3曲目からは往年のヒット曲が続いていくが。。。
日本において (アメリカもそうだろうけど) ブライアンアダムスの存在を最初にアピールしたのが3rdアルバム「カッツ・ライク・ア・ナイフ」からシングカットされてヒットとした
「③Straight From the Heart」である。
その3曲目から音質がガラリと良くなりホッとひと安心。
前2曲は音質が悪いほどでもないのだが、やや全体的に音が硬く、楽器の分離感がやや不足ぎみだ。
80年、81年と音源が古いこともあるだろうし音作りもまだ未熟なところからきていることもあるだろう。
その3曲目、Straight From the Heart、チャチャチャチャというイントロのピアノの音色から解像感が素晴らしい。ギターのアルペジオもはっきりと歯切れよく聴こえてくるじゃないか。
土台を支えるドラムスの音質も骨打で安定している。
ブライアンの歌声もクリアーで実在感がある。
各楽器の分離感、音の広がりも申し分ない。
80年代の有名曲の数々は高音質で十分楽しめる「安心音質」だった。
Heaven(公式)
初の全米NO1ヒット
パンチの利いたパワーバラード、重厚感も程よく、全編にわたり透明感のある音質で聴き直せてうれしい。
Somebody(公式)
軽快なロックンロール・ナンバー
I need somebodyというサビの部分で一挙に音場が広がった。
Heat Of The Night(公式)
この曲のプロモーションビデオはベストヒットUSAのカウントダウン場面で部分的には見たことはあったがフルコーラスでは見たことがなかった。
YouTubeでこうして視聴できるとはイイ時代になったものだ。
当時の音源とリマスターの聴き比べ
(Everything I Do) I Do It FoYou
この曲が収録された1991年発売のオリジナルアルバム『ウェイキング・アップ・ザ・ネイバーズ』のWAV音源と聴き比べてみた。
尚、現在売られている『ウェイキング・アップ・ザ・ネイバーズ』は(2016年現在)は
1991年に発売されたもの、2003年もの、2006年もの、とボーナストラックが1曲追加されて2013年に発売された4つのバージョンを確認した。
どれも普通に売られているんだね。
1991年盤・商品番号0075021536722
2003年盤・UICY-2445
2006年盤・UICY-6508
2013年盤・UICY-20441
調べたのだが、どれも特に「Original recording remastered・リマスター済」の表記が出てこない。おそらく未リマスターであると思われる。
ただし、2012年に日本国内盤、紙ジャケSHM-CD仕様、規格品番UICY-94824については2012年最新96kHz/24bitリマスター音源 とのことだ。
2013年盤・UICY-20441はリマスターである可能性はある。
ただし、紙ジャケ仕様のみリマスターというパターンもあるので聴いてみないと何ともいえない。
もっとも冒頭で述べたように、91年物からして音質は素晴らしく、あらためてリマスター盤でなくても通用すると考えてきた。
91年バージョンから最初に聴いたが、案の定、これはこれで悪くない。
解像感、帯域バランスとも申し分ないと感じた。
次にリマスター(Everything I Do) I Do It FoYouを再生。
ベスト盤収録のリマスター音源の方が音圧レベルは上だった。
サウンドナビボリュームで91年音源が22、リマスター音源が20でだいたい音量は釣り合う。
音が大きくなっただけか?イヤ違う。
ボーカルがさらにクリアーで艶やかになり、実在感が加わった。
これは誰が聴いても一聴してもわかる違いである。
バックの演奏も若干解像感がアップし、重厚感も加わっている。
元々イイ音だったものを更にリファインした音質だったので聴きごたえ抜群だった。
思わずニヤリとほくそ笑んでしまったのだ。
往年の楽曲、3曲目以降からは質感が整っており、安心して聴きこめた。
90年代の作品は当然ながら、音質は申し分ない。
年齢を重ね、さらに渋みを増し充実したしゃがれ声を堪能することができる。
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