REOスピードワゴンの名曲「涙のフィーリング」を一番イイ音で聴きたい
スポンサーリンクREOスピードワゴンの「涙のフィーリング」を一番イイ音で聴きたい
商品番号:EICP-7054
発売元:(株)ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2002/07/10
【収録曲】
①I Don’t Want to Lose You②Here With Me
③ Roll With the Changes④Keep on Loving You
⑤That Ain’t Love⑥Take It on the Run
⑦In My Dreams⑧Don’t Let Him Go
⑨Can’t Fight This Feeling⑩Keep Pushin’
⑪Time for Me to Fly⑫One Lonely Night
⑬Back on the Road Again⑭Ridin’ the Storm Out
80年代を代表する名バラード「Can’t Fight This Feeling」邦題(涙のフィーリング)、所持してたベスト盤収録の音質に少し物足りなさを感じていたので、イイ音のバージョンを探し求めた話
2002年に購入したHitsというREOスピードワゴンのベスト盤を所有していた。
現在もWAV音源で残してはある。
音も選曲もおおむね満足していたのだが、1曲だけ音質的に「やや、いまいちかなぁ」というトラックがあった。
このCDの9曲目、「涙のフィーリング」である。ボーカルやギターにもう少し透明感が欲しい。音が全体的にまん中にかたまって、ステレオ感もいまひとつかなと。
この曲は昔から好きで何度も聞いてきた。それゆえ思い入れ度が高くそのように感じたこともあるかもしれない。
でも他の曲は音質的にあまり不満は無いし、出来 ればもう少し音が良ければと思っていた。その気持ちはこのCDを購入して聴いていたその当時からである。
「涙のフィーリング」で検索を掛けると、この曲がいかに多くの人に愛されているかが分かる。20世紀最高のバラードと発言されている方もいるようだ。
素晴らしいバラードはそれこそ沢山あるので、そこまで僕は言わないが、それほどの賛辞する人がいてもまったく不思議ではない名曲中の名曲である。
したがってベスト盤の中でも特に良い音であって欲しく、前から少々気には掛けていたのだ。サウンドナビで音楽を聴く楽しみが蘇った今、あらためてこの「涙のフィーリング」をイイ音で聴けないだろ うか。
検索して可能性を探ってみよう。
少し無理な要求かと思ったが、とりあえず最新のリマスターバージョンがないか検索してみた。ただ、すぐには見つからなかった。
そのかわり大出世作「Hi Infidelity」は手を変え品を変えリマスター盤がでているようだ。20周年記念リマスター、30周年記念リマスターにBlu-spec盤、LP盤ときている。それはそうだろう。
全米アルバム・チャート15週連続No.1の大ヒット作品だ。この作品がブレイクしていた当時、僕もこのLPレコードは相当聴きこんだ口である。
ラジオで初めてキープ・オン・ラヴィング・ユーを聴いたとき、その空間的な広がりをもったギターと美しいメロディーが一体化したサウンドに衝撃を受けた覚えがある。確かに傑作である。
このアルバムのリマスター盤がこのように時を越えて、たびたび出ているのは当然だろう。この作品が出色で、以後失 速ぎみだったREO SPEEDWAGONが起死回生で放ったNO1ヒットがこの「涙のフィーリング」だった。
さて、もう少し検索を続けると「涙のフィーリング」を収録したオリジナルアルバム
『Wheels Are Turnin’』の最新のリマスター盤がでているようだ。
84年に発表された11枚目のアルバム『Wheels Are Turnin’』のコレクターズ・エディション限定リマスター盤。
24ビットのデジタル・リマスター音源使用。2013年新規リマスター発見。
レアな写真やアートワーク、エッセイなどを掲載したフルカラー16ページのブックレット付。
すぐに見つからなかったのはamazonの検索欄に「REO SPEEDWAGON」と打ち込んでも『Wheels Are Turnin’』2008年リリースの非リマスター盤しかでてこなかったからだ。ここからリンク先を辿ってもなかなかこのリマスター盤には行きつかない。代わりにWheels Are Turnin’とキーワードを変更するとようやく表示された。
検索も意外とコツが必要だ。
2013年・新規リマスターとのことで現時点(2015年)で最新のリマスタリング作品だろう。「涙のフィーリング」の最新リマスター音源をこのアルバムにおいてようやく聴けそうだ。
ただし、ようやく見つけたはよいが、レビューページを読んでも、他に検索を掛けてもこの2013年新規リマスターの音質について手掛かりになる記事は1つも発見できなかった。
レーベル・Rock Candyを調べてみると評判は良いようではある。
最新のリマスター=最高のリマスターとは一概に言えないがとにかく自分が購入して、ベスト盤収録の「涙のフィーリング」と聴き比べてみよう。
このアルバムがリリースされた当時。僕は違うアーティスト達を追いかけていたこともあり収録されている「涙のフィーリング」以外は聴いたことが無い。だから結果がどうであれ損はない。
amazonに注文を入れた。
輸入盤なので10日ほど掛かったが到着だ。
Wheels Are Turnin’ 2013年最新リマスター(2015年現在)
ASIN: B00GAZPFR2
レーベル: Rock Candy
発売日2013年
【収録曲】
①I Do’ Wanna Know②One Lonely Night③Thru The Window④Rock ‘N Roll Star⑤Live Every Moment
⑥Can’t Fight This Feeling
⑦Gotta Feel More⑧Break His Spell
⑨Wheels Are Turnin’
ロック・キャンデイーというイギリスの再発・リマスターの割と定評のあるレーベルである。
届いたCDに赤いシールが貼ってある。
Fully Remastered 24 bit audio
ブックレットの裏面に
Re-Mastered in 2013 by Jon Astley。。。の記載も確認した。
さっそくサウンド ナビで視聴した。
1曲目を掛ける。まずは小手調べ。
軽快なロックンロールナンバーだ。音は非常にクリアーで低、中、高音のバランスが実に整っている。分解能がいいというのだろうか、粒立感のある音だ。
1曲目が終わりこれはいけそうだという感触を得た。
2曲目にいかず3曲目もパス 4曲目5曲目も飛ばして6曲目のプレーボタンを押す。「涙のフィーリング」だ。何しろこの曲をイイ音で聴きたいがためにこのアルバムを買ったようなもの。
1曲目で良い感触を得たとはいえ少し不安も入り混じる。ピアノのイントロから入るが、BEST盤HITS収録のものとくらべてさほど差は感じない。
う~ん
ケビンクローニ ンのボーカルが入った時、声が少しクリアーになっている感触を得た。
And I’m getting closer
than I ever thought I might
という歌詞が終わるころ、一呼吸置いてジャジャ~ンとギターが刻まれ、全体の音が一挙に増す。
And I can’t fight this feeling anymore
のサビに入っていく。
ギターの音が鮮明に聴こえ、ドラムスはよりタイトで響きも良い。美しいコーラスも一点の曇りもなく、広がりも良い。
低音から高音までのバランスも申し分ない。ステレオ感はBEST盤HITS収録のものより若干良い感じ。
全体の解像感、透明感は上がっている。非常にきめ細かい演奏になっている。
おっ~良いじゃん。買い替えた価値はあったかなと思いながら
ゲイリー・リッチラスのギターソロに入ったところでウルウルきてしまっていた。どこか哀愁を帯びたケビン・クローニンのボーカル。
それに絶妙のコーラスハーモニーがかぶさり、この楽音はいつ聴いても心に沁み込 んでくるものがある。
泣けてくるなぁ~ ボロボロ。。。
「涙のフィーリング」とは粋な日本語タイトルをつけたものである。
大幅な音質アップではなかったが、サウンドナビで十分な音量で流せば、程よいステレオ感で聴くことも出来た。
そんな訳で「涙のフィーリング」作戦は一応成功と相成った。
「これからはラジオスターからビデオスターの時代だ」と高らかに宣言したバグルズ「ラジオスターの悲劇」の大ヒットから80年代はスタートした。
僕は小林克也ベストヒットUSAやMTVでオンエアーされるプロモーションビデオを夢中になってみた世代だ。
ピーターガブ リエル「スレッジハンマー」
カーズの「ユーマイト・シンク」
a-haの「テイク・オン・ミー」
など数々の名作プロモーションビデオが生み出され、僕も沢山見てきた。そのMTV全盛期、80年代最高のプロモーションビデオを挙げろと言われれば
僕は迷いなくNO1として「涙のフィーリング」を押す。
赤ちゃんが最初に登場し、成長、青年になり、結婚して子供が生まれ、その子供が巣立ち、やがて夫婦は年老いていき、夫は妻に先立たれ、1人残こされたお爺さんが椅子から立ちあがって闇に消えていく。そんなストーリー仕立ての感動的なビデオだった。
『Wheels Are Turnin’』アルバム全体は、透明感、ステレオ感、音域のバランス共々良好であった。全曲★★★★
①④のノリノリのロックンロールナンバー
③⑤の明るいメロディアスなナンバーが良いかな
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