松田聖子のベストアルバムでコンサートの特等席・独り占め気分
スポンサーリンクSEIKO STORY ~80’s HITS COLLECTION~ : 松田聖子
松田聖子、数々のヒット曲をイイ音で聴いてみたい。
Amazonで検索かけると彼女の場合、現在までリリースされたベストアルバム盤や企画盤、オリジナル版などが多種多様にカタログ表示される。
ベストアルバムを選択する場合はリリース年月日が最新のもの、次に全曲リマスター盤かどうか。
そしてAmazonカスタマーレビューの数が多いものは良質な作品である可能性が高い。
そうした観点からこれを選択した。
SEIKO STORY ~80’s HITS COLLECTION~ : 松田聖子
商品番号:MHCL-20128/9
レーベル: ソニー・ミュージックダイレクト
発売日:2011年 ■Blu-spec CD(TM)仕様・2枚組
DISC1①裸足の季節②青い珊瑚礁③SQUALL④風は秋色⑤Eighteen⑥Only My Love⑦チェリーブラッサム⑧夏の扉⑨白いパラソル⑩風立ちぬ⑪赤いスイートピー⑫制服⑬渚のバルコニー⑭小麦色のマーメイド⑮野ばらのエチュード⑯未来の花嫁⑰真冬の恋人たち⑱秘密の花園⑲マイアミ午前5時⑳セイシェルの夕陽DISC2①天国のキッス②ガラスの林檎③SWEET MEMORIES④瞳はダイアモンド⑤蒼いフォトグラフ⑥Rock’n Rouge⑦時間の国のアリス⑧ピンクのモーツァルト⑨ハートのイアリング⑩天使のウィンク⑪ボーイの季節⑫瑠璃色の地球⑬Strawberry Time⑭Pearl-White Eve⑮Marrakech~マラケッシュ~⑯抱いて…⑰旅立ちはフリージア⑱Precious Heart
ブルースペックCDに全曲リマスターということで期待できそうじゃないか。
ブルースペック仕様については僕の場合WAVでリッピングして、音源をUSBにいれるので恩恵はないけど。
僕がロックにはまる先駆になった中学時代、当時、洋楽を扱うラジオ番組でよく掛かっていたのはビージーズ、ビリージョエル、エレクトリック・ライト・オーケス トラ、
アース・ウインド&ファイアー、ドナ・サマーとか、
もうそれこそビルボードチャートを賑わせていた凄い音楽ばかり。
目移り状態だ。
そういうの聴いて洋楽の素晴らしさに接してるとどうしても、洋楽派になりがち。
ただそうはいっても僕もコテコテの日本人。FM歌謡ベストテンは聴く、夜のヒットスタジオ、久米宏&黒柳哲子のザ・ベストテンも毎週見逃さない。
絶対欠かさなかったドリフの8時だよ全員集合にだって聖子さんはゲストで出演、コントの後、歌もフューチャーされるし。
紅白歌合戦もそれなりに毎年、家族と楽しんでいたしね。
当時、絶大な人気を誇っていたトップアイドル、松田聖子の曲に親しんでいないわけはない。
アイドル時代(独身)最後のコンサートツアーのVHSビデオもダビングして何度も見ていたこともあってこのベスト盤収録、38曲中、知らなかったのは
DISC1の3、5、16、17
DISC2の12、15、17
これら7曲ぐらいで、残り31曲は全てイントロだけで口ずさむことができる。
もうそれぐらい深く心に刻まれている。
松田聖子は中森明菜と人気を二分していたのでクラスでも聖子派VS明菜派というように好みの違う派に分かれていたと記憶してる。日本中どこでもそうじゃなかったかな。
僕は圧倒的に聖子派だった。そういえば、どのクラスにも「聖子ちゃんカット」にしていた女子がいたっけなぁ。
Amazonカスタマーレビューにもあったようにアルバム・ジャケットデザインが
ちょっとどうかなぁ。
しかしCDのパッケージを開いてみると、裏のジャケットが結構イケてる。
こちらのほうが表面よりずっと素敵だと思うのだけど。
ページを開いてみるとこれは素晴らしい。
80年代に雑誌やレコード店などでよく目にした新曲当時の懐かしい写真が
たくさん掲載されてるではないか。どれもこれも郷愁をそそられる。
真性の大ファンでなくても、これはもう心うずくものがある。
うぉ~っ ドーナツレコード盤を思わせる、この趣、これは素晴らしい配慮だ。
昔、こういうのいくつも持ってた。確かトシちゃんのもあったと思った。
ダウンロード販売に押され気味のCDではあるが、こういった付加価値にCDを所有する楽しさがあるのだと再確認した。
なんだかリッピングするのがもったたない気がするが、一応WAV形式で取り込んで
サウンドナビにセットする。
さて、聴いてみよう。音は如何に。
1曲目、デビュー曲「裸足の季節」
イントロから素晴らしくクリーンなエレキギターの音色が両スピーカーから流れてくる。
とても澄んだ美音である。
こりゃもうのっけから音良さそうだと確信したね。
ベストアルバム中、一番古い音源からしてこの良音だもの。
まだ少女っぽさを残した歌声がまた瑞々しくて良い。
「青い珊瑚礁」「風は秋色」 「チェリーブラッサム」 「夏の扉」 「白いパラソル」
次から次へと繰り出されるあの日聴いた懐かしいメロディー、素敵な歌声。
もうたまらない。
しかも素晴らしい音質である。
生々しい聖子ちゃんのボーカルが目の前にキチッと定位するし、バックの演奏も解像感抜群、全域で透明感が高く、細かい音もバッチリ聴こえてくる。
前方の空間に温かみを感じさせる音楽が生き生きと展開されていく。
これはもう松田聖子オンパレードだ!
車内が松田聖子の世界一色。
車内は松田聖子コンサート、しかも特等席。松田聖子独り占め状態である。
デビュー曲、2ndシングル、3rdシングルと時系列に曲が流れてくるので
聴きこむに程に声に艶がのり、高音が伸びていくさまがよく分かる。
ヴォーカリストとしてますますその表現力に磨きがかかり、安定感がましていくさまがありありと感じられる。
それにしてもなんという魅力的な歌声か。
彼女がこれほどまでに表情豊かに歌っていたとは!
「夏の扉」にさしかかり「髪を切った私に~」というフレーズに至るや、ついつい「セーコー」と叫びたくなっきた。
いやまてよ、この時代の俺といったら頭にハチ巻して「セイコー」などと叫んでる親衛隊・連中を白い目で見つつ、洋楽ロックに夢中になっていたんじゃなかったけ。
何十年かの時を経て、今俺がその状態かぁ。なんだかなぁ~。参る。
そしてところどころに散りばめられた哀愁たっぷり、丁寧に歌い込まれる珠玉のバラードの数々。
「赤いスイートピー」「小麦色のマーメイド」「瞳はダイアモンド」に心底、聞き惚れてしまう。
素敵すぎるぞぉ。
夜聴いた「Sweet Memories」では満点の星空の中に吸いこまれるような感覚におちいった。
まさに至福のひとときであった。
全曲★★★★★
古い音源のはずなのに、ノイズ感など皆無、細かい音、装飾音もきれいにちりばめられているし、クリアーだし。素晴らしいリマスターだと思う。
このベストアルバムと一緒に注文していたCDがある。
Smile Seiko Matsuda 25th Anniversary Best Selection
25周年リマスター記念盤である。
商品番号:P_UMCK-4055
発売元 :ユニバーサル・シグマ
発売日 :2005/01/26
①制服②20th Party③あなたに逢いたくて ~missing You~④蒼いフォトグラフ⑤瞳はダイアモンド⑥櫻の園⑦恋する想い ~fall In Love~⑧輝いた季節へ旅立とう⑨さよならの瞬間⑩時間旅行
⑪明日へと駆け出してゆこう⑫葡萄姫⑬大切なあなた⑭This Is The Place⑮Unseasonable Shore⑯瑠璃色の地球⑰01
80’s HITS COLLECTIONと数曲だぶる曲があるのだけど、アイドル時代
以降の作品群が聴ける。
松田聖子最大のヒット曲、名曲「あなたに逢いたくて ~Missing You~」
のリマスター処理された音源も収録されているのだ。
わざわざこの曲を聴きたいがために「Vanity Fair」というアルバムを96年に購入している。
これはWAV音源で残してあり、当然リマスターの効果をチェックしてみたい。
96年にリリースされたアルバム。「あなたに逢いたくて ~Missing You~」収録
「Vanity Fair」
大人になり成熟したシンガーとしてリリースされた人気曲を集めたアルバムであり、捨て曲一切なし。
さすがに音質も全曲で抜群である。
Vanity Fairに収録されていた「あなたに逢いたくて ~Missing You~」よりも
格段に音質は上がっていた。声の張り、艶、透明感といったものかな。
感情を込めて切々と歌われるその豊かな表現力に裏打ちされた極上のバラードにしばし我を忘れてしまった。
全曲★★★★★
松田聖子作品について
当時はテレビの生演奏に生ボーカルで聴いていたので、そうした楽曲のイメージが頭を占めていた。今回、レコード・CDの完成された松田聖子作品としてキチっと聴いてみると、演奏、アレンジ、音質、全てにおいて洋楽ポップスの世界のものと比べて何も遜色のないレベルであったということをつくづく感じた。
全然古くささを感じないし、現代アーティストの作品と比べてもアレンジも劣っているとは思えない。
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