ナイトレンジャーのセルフカバーベストアルバムを聴く
スポンサーリンクナイトレンジャーのベストアルバムを買ってみた。「Hits Acoustic & Rarities 」
これはリマスター盤では無くて初期の彼らの代表曲をセルフカバーしたもの。
彼らの代表曲は82年から85年ぐらいまでに固まっているのだけど、2005年リリースだから
20年以上も前の楽曲の再現となる。
通常のベストアルバムと、どう違うのだろう。
聴くのが楽しみである。
Hits Acoustic & Rarities Import
レーベル: Irock Entertainment
ASIN: B000BNWNQU
発売日2005年
America④WhenYouCloseYourEyes⑤SingMeAway⑥Sentimental Street⑦Four In The Morning⑧Rumors In The Air⑨Goodbye⑩Sister Christian (Acoustic)
⑪Don’t Tell Me You Love Me (Live In Tokyo)
ひょんなことから高音質で音楽を聴けるオーディオ環境ができ、懐かしのアーティストの最新リマスター音源を中心にイイ音を探す旅に出る日々。
色んなリマスター盤を聴いてきて分ってきたことがある。
たとえどんな腕の立つリマスター技師が取り組んでも、技術力そのものが上がっても、元の音源の素性が悪いと、どうしても高音質化には限界があるのではということ。
これだけ技術革新の時代、日進月歩のデジタルの世界なら何でもできそうだとシロウト的に思いがちジャン。
なかなか難しいこともあるんだろうなぁ。
例えば、80年代に良く聴いたバンド38Specialの全曲リマスターベストを最近入手したのだが、最初の2曲はどうも音質がいまいちなのだよね。3曲目から大分音質が良くなっていく感じ。
音がいまひとつと感じる曲は一番古いアルバムからのセレクトだから致し方ないだろう。
けっこうそんなリマスターベストって他のアーティストでもあるね。
素晴らしい音質というのは、ボーカル、ギター、ドラムスなど各楽器の音が分離してはっきり聴こえてくる。
いまいちというのは、その逆で分離感が感じられない。
各音色が一体化してしまって、平べったく聴こえてくるんだよね。
だから下手すりゃ、完全にモノーラルと変わんなくね?いう感じになる。
これはもう、誰が聴いても分かるほどで、最初の録音の段階でそんな音作りになってると、後にどんなリマスタリング処理しても改善は難しいのだろう。
まぁあまりに古くてマスターテープの保存状態が悪くなっている、ってのもあるんだろうけど。
初期の作品をリマスタリングといいう手法ではなく、現代の技術で再録音したのはリマスター処理の限界について彼らなりに感じていたのかは分からない。
ただ、実際、作品を聴いてみればその真意はある程度分かるだろう。
セルフカバーというのはけっこう色々なアーティストが行っているね。
そして割と当たり外れがある。もっとも、そのセルフカバー作品の評価については聴く側の判断次第であるわけだが。
杏里などは代表曲「オリビアを聴きながら」を様々なバージョンで近年リリースしていて、
僕なんかはセルフ・カバーバージョンよりも元々の作品のほうを好む。
デビューしたばかりの、あのあどけない歌声のほう。
80年代を代表する名曲で、シーナイーストンの1980年大ヒットナンバー、モダンガールという曲がある。彼女の97年のアルバム、「フリーダム」の中に「モダンガール97」というセルフカバー曲が収録されているのだけど、いかんせん、魅力半減、
20代前半の張りのある高音が丸みを帯びた声に変っていることもあるし、アレンジ自体も改悪というか好きになれない。これは検索してみると同意見の方が多かった。
さて、今回のセルフカバーベスト、収録曲は初期の3枚である。
この3枚ぐらいが彼らの絶頂期である。
いずれもシングルヒットした曲であり、ファンにとってもおおむね選曲に異論はなかろう。
1曲目の後は続けて、SING ME AWAYの流れでほしかった。
5枚目のアルバムからの名バラード「 Restless Kind」も入れてほしかった。というのは
僕だけかもしれないけど。
赤文字が「Hits Acoustic & Rarities」収録曲
デビューアルバム
「ドーン・パトロール」
(1982年)
①Don’t Tell Me You Love Me ②SING ME AWAY③ AT NIGHT SHE SLEEPS④ CALL MY NAME⑤ EDDIE’S COMIN’ OUT TONIGHT⑥CAN’T FIND ME A THRILL⑦YOUNG GIRL IN LOVE⑧PLAY ROUGH⑨PENNY⑩NIGHT RANGER
セカンドアルバム
「ミッドナイト・マッドネス」
(1983年)
①(YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA②RUMOURS IN THE AIR③WHY DOES LOVE HAVE TO CHANGE④SISTER CHRISTIAN⑤TOUCH OF MADNESS⑥PASSION PLAY⑦WHEN YOU CLOSE YOUR EYES⑧CHIPPIN’ AWAY⑨LET HIM RUN
サードアルバム
「セヴン・ウィッシーズ」
(1985年)
①SEVEN WISHES②FACES③FOUR IN THE MORNING④I NEED A WOMAN⑤SENTIMENTAL STREET⑥THIS BOY NEEDS TO ROCK⑦I WILL FOLLOW YOU⑧INTERSTATE LOVE AFFAIR⑨NIGHT MACHINE⑩GOODBYE
さて、さっそく視聴であるが1989年にリリースされたグレイテストヒッツの音源がある。
これは廃番の日本リリースのもので、WAVでPCに残しておいた音源である。
これからまず、ちょっくらサウンドナビで聴いてみた。
ナイトレンジャー GREATEST HITS (1989)
商品番号22P2-2866
レーベル;Mca Records
発売日1989年
①(YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA②SING ME AWAY③GOODBYE④WHEN YOU CLOSE YOU EYES⑤SISTER CHRISTIAN⑥DON’T TELL ME YOU LOVE ME⑦SENTIMENTAL STREET⑧THE SECRET OF MY SUCCESS⑨RESTLESS KIND⑩FOUR IN THE MORNING⑪EDDIE’S COMIN’ OUT TONIGHT⑫RUMOURS IN THE AIR
当時、オリジナルアルバムはカセットテープで聴いていた音源であるが、音質は割とイイ。透明感、各楽器の分離感など結構聴けるクオリティーだ。フムフム
80年代後半にリマスター技術があったのか分からないが音質的にはなかなかのものだった。
さぁお次は20数年の歳月を経てリリースされたセルフカバーベストの方である。
1曲目「Don’t Tell Me You Love Me 」。
チャラララ チャラララというギタープレーから入るおなじみの出だしのフレーズ。
今でも語り草になっているシブがき隊が「Zokkon 命」のイントロでもろに使ってしまって
話題になったギターリフだ。
Night Ranger – Don’t Tell Me You Love Me (Live)公式
確かに当時、これは話題になった。80年代当初、ジャーニーズのアイドルは「たのきんトリオ」と「シブガキ隊」ぐらいしかなかった。
昨今の、関ジャニやNEWSのような大所帯グループやアイドルが多くあったわけじゃない。洋楽の新鋭のハードロックバンドも今と比べれば比較にならないほど少なかった。
そのため噂はすぐに世間一般に広がったのだ。
洋楽を聴かない同級生の女子から「シブガキ隊の曲とそっくりの外国の曲があるみたいだけど?」と聞かれたこともある。ちなみに「モックン」びいきであり僕「びいき」の子でもあった。「うん、そっくりっていうよりイントロまったく同じだもん」なんて会話した記憶があるな。
それにしても、今や関ジャニ戦隊∞レンジャー(かんジャニせんたいエイトレンジャー)というグループもあるんだね。ジャニーズ関係者の方はそんなナイトレンジャーが好きなのか?
まぁ これは偶然なのだろうけど、なんか笑える。
そうそう音質だけど、そのチャラララ チャラララというイントロのギターの音色からしてクリアーさがまるで旧音源と違う。ギターリフの分厚さ、ドラムはより透明感が抜群で、迫力を増している。一番の違いは全体における演奏の生々しさである。
ジャック・ブレーズのボーカルも目の前に浮き出てくる。素晴らしい。
ドライブ感が増していて、すぐそばで演奏しているかのようだ。
そして必殺のギターソロ、ジャック・ブレーズのトリッキーなプレーから入るのが彼らのお決まりのパターン。フレーズまるごと同じように再現してくれた。もう余裕感ありありで弾いている様がわかる。彼もまだまだ現役だなぁ。
お次はジェフ・ワトソンの「超・激・早弾き」ソロプレーに展開。80年代当時、何度もギターコピーに挑んだ早弾きフレーズである。これは当時少年であった僕が挑戦した最難関のプレーの1つである。とにかく運指がはやく、追いつかないのだ。
手があまり大きくないのでギターのフレットの間隔がギリギリ。
だからある意味、相当難しいプレー。
アルカトラス・ヒロシマモナムールの完コピに成功した僕が今でも抱いている感覚だ。
ジェフワトソンも見事に原曲通りのフレーズを弾いてくれて、ひと安心だった。
そして、お次、これも間違いなく名曲のSISTER CHRISTIANである。
Night Ranger – Sister Christian公式
ピアノの澄んだイントロだけで、なんか、ウルウルきそうになったよ。
ケリー・ケイギーはジャック・ブレーズよりも聖域が広く、うたいまわしがとても豊かなのでバラード系にはぴったり。声質も味わい深く、聴きごたえ十分である。その彼の歌声が実在感を持って目の前に浮き出てくる。
そしてジャンジャンジャンジャンという曲を盛り上げていくドラムプレーに進む。
ポンポコポンポコと左右広く迫力満点のドラミングが光る。旧音源もなかなかのものだったけど、明瞭さ、力強さでこれを軽く超えている。
全て聴き終えた。
当たり前だけど音質は確実にアップ、アレンジの違いはキーボードの味付けで多少感じられる。違和感はなし。ギターソロの再現性は98%ぐらいかな。2人のギターヒーローの安定感はいまだ抜群だ。
まるで彼らがすぐそばで演奏しているかのような生々しいライブ感覚を味わうことができた。
ジャック・ブレーズの歌声は年月の隔たりを感じさせないものだった。
ケリーの歌声は声の張りにやや年月を感じさせる。
まぁ こりゃしょうがないね。ただ、それを補ってあまりある力強い熱唱で酔わせてくれた。
リマスタリング処理ではなく、再録音の形にしたのは、後世にイイ音で残しておきたい彼らの楽曲愛がひとつ。
それと生き生きとしたドライブ感を盛り込みたかったのだと思う。
よくもまぁ、往年のサウンドを余裕すら感じさせるプレーで再現してくれた。
2005年になってこれだけの名曲群を再び残してくれたナイトレンジャーに拍手を送りたい
腕前が落ちないうちにメタリカもこんなやつお願いしたいね。
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