新たなオーディオ装置で奏でる記念すべきCD1枚目、MISIAのベストアルバム、「Everything」を最高の音質で聴く

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MISIA ~ Super Best Records: 15th Celebration

3枚組の45曲入りベストアルバム。
発売元: (株)ソニー・ミュージックレーベルズ
misiaaaq
【収録曲】
disc1①つつみ込むように… (15th ver.)②DEEPNESS③恋は終わらないずっと④逢いたくていま⑤SNOW SONG⑥To Be In Love⑦THIS IS ME⑧BACK BLOCKS⑨Color of Life⑩Royal Chocolate Flush⑪Don’t stop music!⑫Back In Love Again⑬陽のあたる場所⑭LUV PARADE⑮CATCH THE RAINBOW (15th ver.)disc2①Everything②少しずつ 大切に③忘れない日々④眠れぬ夜は君のせい⑤そばにいて…⑥Let It Smile⑦It’s just love⑧星のように…⑨EDGE OF THIS WORLD⑩BELIEVE⑪太陽のマライカ⑫THE GLORY DAY⑬MAWARE MAWARE (feat.M2J+FRANCIS JOCKY)⑭いつまでも⑮果てなく続くストーリーdisc3①INTO THE LIGHT (15th ver.)②HOLIDAY③太陽の地図④Escape⑤名前のない空を見上げて⑥地平線の向こう側へ⑦冬のエトランジェ⑧飛び方を忘れた小さな鳥⑨心ひとつ⑩キスして抱きしめて⑪MELODY⑫We are the music⑬LIFE IN HARMONY⑭つつみ込むように…⑮明日へ (15th ver.)

ダイアトーンサウンドナビNR-MZ80を導入後一番最初に掛けた記念すべきCD1作品目。

もう聴かない。あらかた処分したCDもWAV音源で一部残してはある。
でも、せっかくだから新しく何か購入して新鮮な感覚で聴きたい。
早く聴きたくて市内には今数少ないCD屋さんに飛びこんだ。

あれこれ検討を付けて入店したは良いが、目的のものは置いてなかった。
そして店内をもう一周して「これだ!」と目を付けたのがこのCD。

最新のデジタルリマスターベスト 3枚組(2015年現在)
misia1z

 CDの音質は1990年を境に格段と良くなったという印象がある。 
1990年、1991年に買った新譜のCDが80年代に 聴いていたCDと比べると
音圧レベルが格段に上がり音質も良くなっていたからだ。

そして95年ぐらいから更に質感が上がり2000年以降ほぼCDの音質も成熟。
2000年以降の作品は特別リマスタリングの必要はないのではないか。
そんな印象がある。
音響

もちろんこれは私見であって、どんな技術的進歩、録音方法の変遷があったのか
説明できないけどね。

MISIAは素敵だと思っている曲がたくさんあり、以前より聴きたいと思っていた。
彼女がデビューしたのは1998年、すでにCDの音は成熟したあたりに出てきた
アーティスト。それが全曲リマスタリングとの記載がある。一層、興味をそそられた。

何しろ新しい僕のオーディオシステム、記念すべき、はじめて奏でる音である。
出来る限り最高の音質のCDをセレクトしたい。
MISIAのグレイテストヒッツ、これでいこう。

帰宅後、あらためてウェブサイトで確認した。
http://www.misia.jp/official/sp/records15/
Disc1、2、3と違うリマスタリングエンジニアが関わっている。
このあたりは凄い力の入れようだ。

 告白するとMISIAのデビュー当時は存在自体、知ってはいたが、まともに聴いてはいなかった。 
というのもこの分野の音楽は僕にとってナタリーコール、ホイットニーヒューストン、
ペブルズ、パティラベル、マライヤ・キャリーの存在が大きく、R&B、ソウルに日本人が挑むのはどうなのか。。そんな気持ちが少しあった為。
xxxaa

日本からもここまで圧倒的な歌唱力をもったアーティストが現れたのか、あらためて気付かされたのは大ヒット曲「Everything」に感激した後である。
YOU TUBEで他の音源をチェック。素敵なナンバーをいくつも発見し、かねてからぜひCDで聴いてみたいと思っていた。

しかしこの時期、さすがに仕事で追いまくられ、それどころじゃなかった。
まともに聴ける状態ではなかったのだ。
これでようやく、MISIAの数々ナンバーを最高のサウンドで聴けそうだ。

まず、このベストアルバム、ディスク①オープニングに「つつみ込むように… デビュー15周年バージョン」なるナンバーが控えている。
どんな別アレンジが施されているのだろう。

デビューシングル、その「包み込むように」
これは掛けたいなしに名曲だ。大好きなナンバーである。

スローテンポながらパンチが利いていて、どことなくメランコリックな香りもするメロディー。
なにかとても不思議な曲調で引き込まれてしまう。
凄く気分が高揚する。
その心地よさの中にず~っと「包み込まれていたい」曲。

 さて、この曲の15thスペシャルバージョン。 
まったくの初試聴であり、新たなオーディオ装置、ダイアトーンサウンドナビで奏でるナンバーとしても記念すべき1曲目となった。
DSC01691

再生をセットする。
ストリングスの刻みの中、コーラスが絡み、何となくあれを期待させる。
来た!
初っ端からMISIAの力強いファルセットが飛び出す。
どこまでも透き通ったその高音が伸びる伸びる。

MISIAも勿論凄いがサウンドナビNR-MZ80の高音の表現力、凄い。
高音の耳に刺すようなところは一切ないし、ひずみ感も皆無である。

R&B調のミディアムテンポ、原曲とは雰囲気が随分違う。コーラス、ピアノ、ストリングス
が目立たないように時折絡んでくるが、ほとんどリズム帯のみの細小構成で落ち着いて曲が進んでいく。
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「恋人と呼びあえる 時間の中で」のサビに入ると、一挙に音が分厚くなった。
深みのある低音のリズム帯がビシっと決まり、芯がある。
相変わらずボーカルがキチっとセンターに定位し、少し後ろで配置された各楽器もバランスよく並ぶ。
透明感も申し分ない。
素晴らしいサウンドである。
MISIAの声は15年間の唄い込みを経てやや柔らかになった印象だ。

元が名曲なのでアレンジを変えることは非常にチャレンジングな事だったと思うが、見事に生まれ変わった素晴らしいバージョンに仕上がっている。

エージングがほとんどなされていないにも関わらず、MZ80のポテンシャルの高さを確認した。

ベスト盤であり、あたりまえであるが、次から次へ聴きごたえのある楽曲が続く。
バラードからダンスナンバーまで多彩な楽曲の数々、圧倒的な歌唱力である。

 名曲「Everything」 
YouTubeにもプロモーションビデオが公開されているがYouTube音源とアレンジは若干違う。

右スピーカーからクリアーなアコースティックギターの音色が彩りを添えている。
艶やかで
澄みきったMISIAのボーカルが中心にきっちりと現れた。
切れのあるドラムスがより正確に楽曲をサポートしているの が分かる。
低中高音のバランスも申し分ない。MISIAを支えるコーラス隊もクリアー。
後半に向かうにしたがい、透明感抜群のストリングスと絡むそのドラムスのグルーブ感がまたスリリングこの上ない。

最高の音質で「Everything」を聴きなおし、あらためてこの曲に惚れなおした。
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全体の音質は極上と言ってイイと思う。

 特に印象的だったのは「逢いたくていま」 
この曲の前「DEEPNESS」 「恋は終わらないずっと」も良かったけど、「逢いたくていま」に至って、美しいピアノのイントロから静かになだれ込むMISIAのボーカルが目の前に浮き上がってきたのだ。
まさにその場で歌っているように。
オーディオレベルの高音質でボーカルを聴く真骨頂がそこにあるのだよね。

サウンドナビを付け、しばらくはこのMISIAのベストばかり聴いていた。
これだけ素敵な曲が沢山あるからオーディオ装置のエージングにはかなり貢献してくれたな。

DISC3の14. つつみ込むように…これ1曲
★★★★
15thバージョンと聴き比べると明らかに音質は15thバージョンの方が上なので差別化してこの採点。
あとは★★★★★

ホイットニーはあの世に召されてしまったし、マライヤも音楽性を大分変えてしまった。
ソウルフルに酔わせてくれる存在が日本から出てきたのは嬉しい。

 

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