カイリー・ミノーグの2ndアルバム「 Enjoy Yourself」最新リマスター盤を買ったのだが。。。
スポンサーリンクカイリー・ミノーグのセカンドアルバム「 Enjoy Yourself 」2012年リマスターを買ってみた。
2016年1月現在でも、これが最新リマスターといってよいだろう。
ストック・エイトキン・ウォーターマン、プロデュースのカイリーの初期の4作品がリマスターされた。
オールドファン、待望のリマスター化であり、ここにきてようやくって感じだった。
しかし、僕が買ったバージョンは2012年発売時のリマスター仕様。 しばらくして又、同じようなリマスター盤が出てきて、「少々がっかり」ってことになっているのだ。
勿論、旧盤と比べてリマスター盤は素晴らしい音質に生まれかわったけどね!
Enjoy Yourself 2012年リマスター
レーベル: ユニバーサルミュージック
商品番号:
発売日:2012年
①いつわりのハート②いつだって・ラヴ・ユー③ネヴァー・トゥー・レイト④ナッシング・トゥ・ルーズ⑤テルテイル・サインズ⑥マイ・シークレット・ハート⑦ドリーミング⑧ティアーズ・オン・マイ・ピロー⑨ヘヴン・アンド・アース⑩エンジョイ・ユアセルフ⑪ジャスト・ウォナ・ラヴ・ユー (ボーナス・トラック)⑫ミーニング・オブ・ラヴ (初国内盤化) (ボーナス・トラック)⑬いつわりのハート (グレイト・アオルタ・ミックス) (ボーナス・トラック)⑭いつだって・ラヴ・ユー (ユア・サング・ミックス)⑮ネヴァー・トゥー・レイト (エクステンデッド) ⑯ドリーミング (エクステンデッド・リミックス)⑰ティアーズ・オン・マイ・ピロー (12インチ・リミックス) (初国内盤化) (ボーナス・トラック)
カイリーのデビュー作から4枚目までの旧盤を持っていたのだけどセカンドアルバムがどうも音質が良くなかったんだよ。それはファーストアルバムと比べてそうだし、同じ1989年ごろに出た他のアーティストの作品と比べてもそう感じていたのだ。
なぜ同じプロデューサーでもここまで音質が違うのかなぁ?当時から思っていた。
で、音質がどれほど改善されたのか、待望の2012年リマスターシリーズ、まずはセカンドアルバムから買ってみたというわけだ。
し か し。。。
僕が購入した後、しばらくしてリマスター盤がまた出たのだ。その新リマスター盤の曲名を見て目が点になった。
(2016年現在売られているバージョン・音源自体は2012年リマスターで同じだと思う。)
「Especially For You」がボーナストラックで付いてるじゃん。僕が買ったのは入っていない。ジェイソン・ドノバンとのデュエットであり、メロディーもプロモーションビデオも素敵なのでMTVから録音したミュージックビデオを当時は、うっとりしながら見てたもんさ。大好きな曲でね。
だから、僕がリマスター盤を買ったときに「Especially For You」のリマスターバージョンもないか調べた。だけど見つからなかった。もっともこの曲は当時から音質が素晴らしかったので、リマスター盤じゃなくてもイイとは思ってたわけだが。
こればっかりは仕方ないか。
元々音質が良かった「Especially For You」のリマスターがどんな感じなのか興味深いけど、気を取り直してリマスター「Enjoy Yourself」アルバムを聴いてみることにする。
80S世代にとってストック・エイトキン・ウォーターマン(以下SAW)の作り出してきたユーロビートは聴くだけで、ウキウキしてくるんじゃないの?勝手にカラダが揺れ出してくるとか。
明るくてメロディアス、華やかなシンセサイザーとパンチの利いた打ち込みのリズム。SAWが生み出してきたサウンドは本当に素晴らしくって、一連の作品を聴くと心躍るというか、気分が高まるんだよね。
実際SAWがプロデュースしたリック・アストリーとかシニータ、ヘイゼル・ディーンもカイリーもサウンド的にはほとんど同じ。でもアーティストごとに味というか魅力を十分感じさせる作りになっていて、そこが凄いところだと思うのだ。
特に80年代に低迷していた70年代のディスコクイーン、ドナ・サマーを
「This Time I Know It’s For Real」という典型的なSAWサウンドで蘇らせたのが素晴らしいじゃないか。
曲が素敵なのはさることながら、ドナ・サマーも見事にはまっていると感心したもの。
さっそくサウンドナビにセットして聴いてみよう。
前回乗っていた車、トヨタ・イストには24万のナビを付けていて、それに80年代に買った「Enjoy Yourself」アルバムのCDをセットして聴いたことがある。ナビのステレオ音質も良くないうえに、CDじたいの音質も良くなかったので、。音・・・・悪かったなぁ。
ボーカルもバックのサウンドも分離感が無いので、へたすりゃモノーラルじゃないか?ぐらいステレオ感が無いし、透明感もなく全体的に硬い印象だった。
今回は旧音源と2012年リマスターの音源をWAVで用意して聴き比べてみた。
で、サウンドナビという良質なオーディオ機器だからだろう。意外や意外、旧音源が思ったほど音質悪くないのだよね。スゴイ高音質というのではないが、普通に聴けないことはない。ちょこちょこと聴いた感じではね。
リマスターのほうはボリューム21で旧音源が24でたいだい音量が釣り合う。
リマスター盤の方で本格的に奏でてみようか。
最初の1曲目からテンションが上がるよ。
何しろ1曲目「Hand On Your Heart」 2曲目「Wouldn’t Change A Thing」 3曲目「Never Too Late」まで当時MTVでバンバン掛かって立て続けにヒットしたからねぇ。
いつわりのハート(Hand On Your Heart) 公式
全英NO1ヒットとなったポップナンバー「Hand On Your Heart」
イイ音で新鮮この上ない。
一皮むけたような明快なサウンドに生まれ変ったのがすぐに分かった。
上のYouTube音源とは少し違って、出だしのコーラスの部分だけどね。
旧音源より解像感、透明感が上がっており細かい音も良く聴こえてくる。バックのコーラスは意識したことが無かったけどサウンドに味付けするスパイスとしてクリアーに聴こえてくるよ。これは楽しい。
Wouldn’t Change A Thing公式
ゆったりとしたメロディアスなナンバー。
同じく透明感バッチリ、華やかなサウンドだ。打ち込みのドラムス音というのかな。サクサクと柔らかい音肌感が心地よい。旧音源では感じなかったこと。
Never Too Late 公式
カイリー・ミノーグの曲で一番好きなナンバー
もうここらでノリノリになってきた。この曲はMTVの音源もYouTube音源も、(旧)CDの音質もどれをとってもイイ音で聴いたことが無かった。これは名曲だよ。
全てのナンバーに共通して、サウンドのスケール感が若干上がったので目の前いっぱいに音色が広がる。
車内は80年代のクラブ状態だ。(当時はディスコだけどさ)
フランクシナトラというか50年代、60年代風味のノスタルジックなスローバラード
「Tears On My Pillow」、ムードたっぷりのスローナンバー「 Heaven And Earth」。
カイリーのボーカルは高音の伸び、艶やかさ、輝きが感じられた。
セカンドアルバム、確実に音質は良くなっている 。
ストック・エイトキン・ウォーターマンが手掛けた初期の4枚はリマスター盤で買い直してみようと思う。
「Especially For You」はiTunesストアーかどこかでイイ音の音源探してみようかな。
それにしてもカイリー・ミノーグが90年代、2000年代と続けて活躍してくれるとは当時思わなかった。いまだに「I Should Be So Lucky」の頃のイメージ引きずってるもん。
もっとも僕自身が90年代中ごろからポップミュージックの世界から遠い所に身を置いたんだけどさ。
80年代ほぼ同じ時期に活躍した女性アイドル、ティファニーやデビーギブソンも素晴らしかったけど90年代に入ってからは厳しかったからね。それとバナナラマやリック・アストリーもそんな長くはなかったよね。
ストック・エイトキン・ウォーターマンの手を離れて、その後活躍したカイリーの作品を後追いする楽しみも増えたよ。
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