フォリナーの代表曲をほぼ収録したベスト盤ならばこれ
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フォリナーのベスト盤を注文してみた。

2016年現在、ベスト盤はいくつか出ているがこれ一択になるかと思う。
他のものは曲数が17曲、20曲と少ない。
代表曲がほぼ網羅されて、32曲入の最新リマスター(2008年リマスター)はこれだけ。
ただ、ライノレーベルから出ている比較的リーズナブルな値段の7枚組のボックスセットもあり、多少迷った。

ざっくりとフォリナーを分類すると、メガヒットになった4枚目のオリジナルアルバム「4」以前の
オーソドックスなハードロック路線のフォリナー。
そして「4」からシングルカットされて大ヒットしたバラード「ガール・ライク・ユー」以降、
バラード主体・AOR路線の後期フォリナーになる。
このバンドはメロディーが良いので、どちらも味わえる。
個性的なルー・グラムのボーカルが入っているだけでフォリナーになるよね。
No End in Sight: The Very Best of Foreigner
2008年デジタルリマスター2枚組
発売日:2008年
レーベル:Atlantic / Wea
商品番号:B0019M6354

DISC1
①Feels Like The First Time②Long Long Way From Home③Cold As Ice④Headknocker⑤Starrider⑥Double Vision⑦”Blue Morning, Blue Day⑧Hot Blooded⑨Dirty White Boy⑩Head Games⑪Women⑫Night Life⑬Break It Up⑭Juke Box Hero⑮Urgent⑯Waiting For A Girl Like You
DISC2
①I Want To Know What Love Is ②Down On Love③Reaction To Action④That Was Yesterday⑤Say You Will⑥I Don’t Want To Live Without You⑦Can’t Wait⑧Tooth And Nail⑨Heart Turns To Stone⑩Lowdown And Dirty⑪I’ll Fight For You⑫Until The End Of Time⑬Too Late ⑭Say You Will [Live 2008]⑮Starrider [Live 2005]⑯Juke Box Hero / Whole Lotta Love [Live 2005]

さて、このベスト盤の曲構成をみてみよう。
ファーストアルバム「 栄光の旅立ち Foreigner(1977)」からはDISC1の①②③④⑤
セカンドアルバム「ダブル・ヴィジョン (1978)」からはDISC1の⑥⑦⑧
3rdアルバム「ヘッド・ゲームス(1979)」からはDISC1の⑨⑩⑪
(左から1st 2nd 3rd)

ビルボード10周連続NO1、アルバム「4(1980年)」からはDISC1の⑫⑬⑭⑮⑯

5枚目のアルバム「プロヴォカトゥール(1984)」からはDISC2の①②③④⑧
6枚目のアルバム「インサイド・インフォメーション(1987)」からはDISC2の⑤⑥⑦⑨
(左から 5枚目 6枚目)

7枚目のアルバム「アンユージュアル・ヒート(1991)」からはDISC2の⑩⑪
8枚目のアルバム「ミスター・ムーンライト(1995)からはDISC2の⑫
(左から 7枚目 8枚目)

あとはボーナストラックである。おおよそオールタイム・ベストといえるね。
音質面で着目していたのは彼らの大ヒットアルバム「4」からの音源である。
というのもこのアルバムは80年代当時、LPレコードで聴いていたのだが何しろ音質が良くなかった。
「音が硬い」という印象。
ボーカルとバックの演奏が真ん中に寄り気味なのでステレオ感が今一つかなというところもあったな。
サクサクという柔らかさ、なめらかさも少し足らない。だから余計そう思ったのだ。

それは同時期にアナログレコードで聴いていた他のアーティストの作品と比べての印象である。
マイケル・シェンカーのデビューアルバム「神」は大変な名作だけど、音質が良くないとの評判ががあるね。それは当時から同感だったが、それと同じぐらい良くないとの印象を持っていた。
それにしても「4」アルバムはSACD(スーパー・オーディオCD)が出ているのが興味深い。名盤だからSACDでリリースされるのは納得だけど、それにふさわしい元音源があるのだろうか。
さて、2008年リマスター音質に期待して聴いてみる。
DISC1の1曲目「Feels Like The First Time」
ジャーン ジャーンというギターをかきあげる音色からクリアーでイイ音だよ。
それにしてもYouTubeのビデオ、ルー・グラムが若い。
音質はというと
ドラム、ベース、ルー・グラムのボーカルもはっきりと聴こえる。
Feels Like The First Time♪ というコーラスも左右前面に広がって心地よいねぇ。
低中高音ともバランスも申し分ない。
1977年 栄光の旅立ち Foreignerからのファーストシングルからして音イイジャン。
これは期待できそうである。
DISC1の10曲目「Head Games」
ギターとキーボードの絡みからの入るイントロ、ゾクゾクする。
日本のラジオ番組・ポップスベストテンで上位に位置し、よくオンエアーされていた当時、
初めて聴いた彼らのナンバーである。
YouTube音源は音質は悪いけど、CDは勿論、解像感のあるイイ音だよ。
DISC1の14曲目「Urgent」
アルバム「4」から一番最初にシングルカットされて大ヒット(全米4位)した曲だ。
当時、こうしたロックナンバーの中間地点にサックスのリードパートが挿入されていたのは斬新なアイデアだった。ちょっと驚いた記憶があるよ。
音質は。。。。。。。。
こんなものだろう。極上サウンドという程でもないが、クリアーさもあるし、キーボードの効果音など細かい音も聴こえる。各帯域のバランスも悪くない。
以前、アナログで聴いていたアルバム「4」の音質についてのネガティブな印象は、ほぼこのリマスター盤で払拭されたかな。
DISC2の1曲目「I Want To Know What Love Is 」
フォリナー初の全米NO1ヒット。
ここらあたりから、「バラードのヒット狙い」というような外野の批判もあったようだね。
ただ、これほどの名曲を世に問えばそんな批判は吹き飛ぶんじゃない。
何度聴いても、聴き惚れる絶品ナンバー。
ゴスペル隊のコーラスの歌声が後半に進むにしたがって増し、徐々に盛り上がっていく。
グッときてしまうよ。
音質も良い。
ルー・グラムの情熱的なボーカル、バックを演出するキーボードの音色、クリアーだし
サウンドの広がりもGOOD。
ゴスペル隊のコーラースハーモニーも鮮明に左右に広がって素晴らしい。

5枚目のアルバム「プロヴォカトゥール(1984)」以降
80年代中盤から90年代にかけてのアルバムの音質はさらにもう一段階上がった感じはする。
ボーナストラックとして⑭~⑯の3曲はライブバージョン
2005年からルー・グラムの代わりに元ハリケーンのケリー・ハンセンがボーカルを務めていて、そつなくまとめていると思う。
⑭はメロディアスな秀曲Say You Will アンプラグド・バージョン
メタルバンド「ハリケーン」が出てきたとき、MTVでPVを何度も見ているけど
典型的なアメリカンメタルバンドだった。まさかこのバンドのボーカルが後のフォリナーに加入するとは思わなかったね。
そんなわけで⑯のJuke Box HeroのライブバージョンはJuke Box Heroのメタル・バージョンの趣だ。ツエッぺリンの Whole Lotta Love はご愛嬌かな。
音質・良好なリマスターベストであった。
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